福島地球農園
佐藤さんご夫婦(会津坂下町) ご紹介
「24年近く携わってきました建材業を主人の定年と同時に閉め、その後は主人の故郷に帰り老後のんびり過ごすつもりでおりました。
ところが「地球と共に生きる会」の渡邉理事長とご縁を頂き、その主旨に大変感動しまして、それまでの思いを覆すこととなったのです。
当然、いろいろな迷いや不安もありましたが、とりあえず行動を起こすことが先!と主人が1年早く福島の地へ行き、30年もの間荒地だった土地の整備をしてくれ、その後私たちが行ったという形でした。
~お米・雑穀づくり~
1998年よりお米作りをはじめ、
その翌年に雑穀(あわ、きび、高きび、エゴマ)の栽培を、同県二俣市にあります「やまなみ農場」の佐藤さん(自然農法、自給自足で生活をまかなっている)に、ご指導頂きながら取り組むこととなったのです。
無農薬栽培で取り組むとなると当然草の勢いはすごく、かといって全部取り除いてしまうのは自然の営みを壊すことにもなりかねません。
はじめは慣れない作業の連続で、主人は元気なのですが私の方は体がついていけないということもありました。けれど、そんなことは関係なく日々成長していく作物たちのたくましい姿、そしてそれをとりまく愛らしい草花や虫たちとの命の営みに心安らぎに、いくどとなく励まされ無我夢中で時間が過ぎていくという日々です。
これからも家族の思い一つ一つを積み上げ、この地球を汚すことのないよう日々精進努力していきたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。
~農家レストラン誕生~
「グリーン・ツーリズム実践の社会学」の著者であるNPO法人日本G・Tnet代表理事青木辰司氏が佐藤家に来られ、雑穀料理を食された時に「これはすごい」と絶賛。「ぜひ、農家レストランに」とすすめられ、農家レストラン「粟の里」が誕生しました。
現在は、
福島県グリーン・ツーリズム実践研修会や会津坂下町グリーン・ツーリズム促進委員会の活動に「粟の里」が組み込まれ、耕作から調理まで全てを賄っている希少価値のある農家レストランとして注目を集めています。
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